オオサカジン

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2008年11月13日

「地下鉄(メトロ)に乗って」

 「いつもの地下鉄を降りると、そこは昭和39年の東京だった−−。」。

 昭和39年は吉田康人が生まれた年です。邦画「地下鉄(メトロ)に乗って」(2005年。篠原哲雄監督)をレンタルで見ました。どちらもレトロなシーンに溢れていたり堤真一が出ていたりということで「ALWAYS 三丁目の夕日」( 2006年7月15日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200607.html )参照 )とダブったイメージを持っていました。でも、こちらは実際にタイムスリップをしてしまうなど、全く異種の映画でした。

 43歳の営業マン、長谷部真次(堤真一)は高校卒業と同時に家出して以来、父親とは一度も会っていませんでした。ある日、その父が「倒れた」という連絡を受けた彼は地下鉄の地下道で亡き兄の姿を見掛けます。後を追い駅の階段を上がるとそこはオリンピックの開催に沸く昭和39年の東京でした。父が生きたあらゆる過去へタイムスリップすることによって長谷部は確執を抱えたままの父の本当の姿を知ることになります。

 何と言っても、長谷部の不倫相手である軽部みち子役の岡本綾の演技、そして、独特の雰囲気が良かった。「脇役かなぁ?」と最初は思ったんですが、衝撃の展開を通じて、みち子は私達へ重いメッセージを突き付けることになります。妻と一緒に見ていたので何とか堪えましたが(笑)ひとりならみち子の生きざまの切なさにボロボロ泣いていたと思います。


Posted by 吉田 康人 at 11:55│Comments(0)
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