雄渾
【「世に棲む日日」(司馬遼太郎著)シリーズ(12)】
吉田松陰と高杉晋作の戦略感覚の違いの一つを次の一節は端的に表しています。
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まちづくりにおいて、まちづくりを批判したり『冷酷にながめ』ている志士に対して「あいつはまちのことを愛しているのか?」と浅薄な評価をする向きがあります。高槻にだってその向きがある。それは全く違う。晋作を見ても明らかなように、「国やまちを愛する心」と「その国やまちの政治・行政・まちづくりを批判しその先行きを憂い予見すること」とは何ら矛盾しません。
しかし、晋作の言葉を借りれば、「ならねばならぬ」と耐えつつ、国とまちを愛し、批判し、憂うことが暫く必要かもしれません。