「やすとログ」オオサカジン
革命は三代で成立する
吉田 康人
2010年03月19日 22:40
【「世に棲む日日」(司馬遼太郎著)シリーズ(16)】
司馬遼太郎の革命史観、特に「革命三代史観」は面白いと言えます。
現代において革命家、改革派を自称する政治家は多いがみな、司馬遼太郎の言葉を借りれば、理想よりも実務を重んずる「小粒」の三代目もどきや保守的な権力政治家のレベルを超えません。刑死する初代、斃れる二代が未だ出ていないということは、我が国の「革命」が遂行されるまでにはまだまだ時間が掛かるということなのかもしれません。
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