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2008年06月22日

「アイ・アム・サム」

 溜め込んでいた映画鑑賞報告もだいぶ追い付いてきました。やっと、先週末分です(笑)。

 米国映画「アイ・アム・サム」(2001年。ジェシー・ネルソン監督)を見ました。知的障害と人間・家族愛に正面から向き合った映画としては「マラソン」(2007年6月30日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200706.html )参照)以来ですがこの映画も、障害のあるなしを超えて、家族愛とは何か?、人を育てるということはどういうことか?、人間の尊厳とは?を私達へ問い掛ける感動的な作品です。

 7歳の知能しか持たない父親サム(ショーン・ペン)は、行きずりの女との間に生まれたひとり娘のルーシー(ダコタ・ファニング)と幸せに暮らしていました。しかし、ルーシーが7歳を迎えたまさにその誕生日、サムが父親としての能力に欠けると判断され、ソーシャルワーカーによって2人は離れ離れにされてしまうのです。サムは、ルーシーを取り戻すため、敏腕女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)とともに裁判で戦うことを決意します。知的障害のある父親の実話に基づいて作られたのだそうです。

 もっとほのぼのとした気持ちで見られると思っていました。どうしてどうして、映画の最初から最後まで肩に力が入って物凄く緊張しながら見ることになりました。父親役のショーン・ペン、自分が父よりも成長してしまうことに苦悩する娘役のダコタ・ファニング、法廷闘争を通じて真の人間愛に目覚める弁護士役のメシェル・ファイファー、あるいは、その他のキャストの演技ひとつひとつが重く、無駄のない、そして、心のこもった演技だったからかもしれません。

 私達現代人が忘れてしまっている「支え合い」、いや、「支え愛」の気持ちを思い出させてくれる素敵な映画です。


Posted by 吉田 康人 at 19:45│Comments(0)
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