オオサカジン

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2008年11月15日

バイマーヤンジンさん講演会

 前のログで触れたバイマーヤンジンさん( http://yangjin.jp/ )の講演会へ参加しました。ご講演の終盤では涙をこらえることができませんでした。昨日11月13日(木)19:00から高槻市立生涯学習センター2階「多目的ホール」で行われた講演会のタイトルは「波乱万丈の四世代同居奮闘記〜日本とチベット異文化を超えて/多文化共生の時代へ」。主催は高槻商工会議所青年部でした。

 吉田康人の選挙はもちろん、全国各地のボランティア選挙をともに戦い抜いてきた智子さんがこの講演会を聴きにいらっしゃることを知り急遽ご一緒することとなりました。バイマーヤンジンさんは1994年の来日後、日本でただひとりのチベット人歌手として、チベットの音楽、文化、習慣などを紹介するため全国的にコンサート活動を行っておられます。プロファイルのその他詳細は上記ホームページをご覧くださいね。

 お話はとてもわかりやすく具体的。日本人の夫と結婚、日本語も全くわからない、日本の生活文化が全く理解できない状態で夫の両親と同居生活をこの大阪で始めてから今日に至るまでの文字どおり「波乱万丈」の生活を振り返ってくださいました。ご講演の内容を知り得るのは講演会に参加した人々の「特権」でもあるのでここではネタバレにしません(笑)。

 吉田康人は、日本の伝統・文化や歴史は守っていかなければならないとは思っていますが、非常に視野の狭い国家主義、独善的・日本崇高主義的な歴史観とは一線を画す立場です。バイマーヤンジンさんのお話を拝聴していると、家族を愛し家庭を大切にする人間の気持ちは国境を越えるし私達の社会生活の基礎はやはり家族・家庭だと改めて思わされます。

 この秋以降、いのちを守り、いのちを育み、そして、いのちを伝えていくことの貴重さをひしひしと感じています。家庭を中心に自らの周りにいる人達と仲良く暮らし、毎日の生活を何とか生き抜き、そして、自分の子供達や周囲の子供達をしっかり育てていくことは実に尊いと強く感じています。

 バイマーヤンジンさんの日本でのご苦労話をうかがった後、彼女のお子さんが産まれた時の、実のお母さん、義理のお母さん、おばあちゃん、そして、ヤンジンさんご自身がその子へ注いだ大きな愛情の様子を聞いた時、最近考えていることとピッタリで泣けてきました。子供がいる人もいない人も、生き抜く限り、いや、例え命を失っても、家族・家庭を通じて、子孫を通じて、そして、日々の生活を通じて、私達の愛と情けの歴史を刻んでいくのです。いかに尊く素晴らしいことか。

 明けて今日は、鍋ちゃんのお通夜でした。鍋ちゃん、さようなら。鍋ちゃん、ありがとう。


Posted by 吉田 康人 at 01:28│Comments(0)
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