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2009年06月18日

「ファーストフード・ネイション」

 米国・英国映画「ファーストフード・ネイション」(2006年。リチャード・リンクレイター監督)をレンタルで観ました。ファストフードに関する映画では、映画名は忘れてしまいましたが、「ファストフードを1か月間食べつづけたらどうなるか?」というのが有名です(笑)。この映画はしかし、ファストフードの健康面での問題点ではなく、ファストフード産業発展の影の部分である貧富の格差の固定化といった国際的な構造を問題視したものです。

 「安くてお手軽な食事」を提供するファストフード製造の舞台裏の仕組みがドラマ仕立てで描かれています。売り上げ好調のバーガー・チェーン「ミッキーズ」のマーケティング部長・ドン(グレッグ・キニア)は社長から内部調査を命じられます。それは、同社のパテから多量の糞便性大腸菌が検出されたため「事実が公になる前に原因を突き止めろ」というものです。ドンは早速、コロラドの工場へと向かいます。

 「貧しい」発展途上国が「豊かな」先進国の食卓を支え、「弱い」発展途上国が「強い」北の資本主義国に食い荒らされているという「南北問題」の基本的な構造というテーマでは、「ファーストフード・ネイション」と「エビと日本人」あるいは「ダーウィンの悪夢」とで相通ずるものがあります。詳しくは2008年5月25日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200805.html )をご参照ください。


Posted by 吉田 康人 at 13:20│Comments(0)
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