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2009年09月03日

「50回目のファースト・キス」

 「人を人として愛する」とはどういうことなのか?。本当の愛を教えてくれる素晴らしい映画とまた出会いました。米国映画「50回目のファースト・キス」(2004年。ピーター・シーガル監督)をレンタルで見ました。原題は「50 First Dates」。「50回の初デート」といったところでしょうか?。吉田康人にとっては一生忘れえない映画になることでしょう。

 ハワイの水族館で獣医として働くプレイボーイのヘンリー(アダム・サンドラー)。ある朝、カフェでルーシー(ドリュー・バリモア)という女性と出会い一目惚れします。2人は意気投合しますが、翌日、同じカフェで再会しても、ルーシーはヘンリーのことを全く覚えていませんでした。ルーシーは、1年前の交通事故の後遺症で、一晩寝ると前日の記憶を全てなくしてしまう短期記憶喪失障害を抱えていたのです。家族や周囲の努力によって、ルーシーは毎日、それに悩むこともなく、同じ一日を繰り返していました。ヘンリーはそんなルーシーに対して、毎日毎日、初対面から始め、愛を告白しつづけます。2人の関係は進展するのでしょうか?。ヘンリーとルーシーとが永遠に結ばれることは可能でしょうか?。

 私達の愛は普通、お互いの心身を愛しあうことと、さらに、その愛の歴史を刻むこととで成りたっています。「あの時ああだったよね」とか、「そういうこともあったわね」とか、その歴史を確かめあいながら愛の絆って深まっていくものじゃないですか。しかし、相手の記憶が毎朝、私と知りあう前の状態へ戻ってしまったらどうでしょう?。相手の記憶に愛の歴史を刻むことができないのです。それにもかかわらず愛しあえる二人を描くこの作品を見ることで愛の本質に触れたような気がして、とてもハッピーな気分になりました。


Posted by 吉田 康人 at 21:15│Comments(0)
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