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2009年11月03日

「レボリューショナリー・ロード」

 「ゼブン」(2009年10月28日付「やすとログ」( http://www.max.hi-ho.ne.jp/yoshidayasuto/200910.html )参照)を観た翌日、「体調が優れないはこの映画を観たせいだろうか?」とツィッター( http://twitter.com/yoshidayasuto )へつぶやきました。そしたら、親友のトシちゃんが「この映画も重い」と薦めてくださいました。米・英国映画「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」(2008年。サム・メンデス監督)をレンタルで観ました。

 舞台は高度成長期を迎えた1950年代の米国です。その時代の「主婦」の立場を想像しながら観なければなりません。しかし、夫婦間に横たわるこのテーマは、むしろ現代人の胸に突きささるものであり、とっても新しいと言えます。

 米国郊外の新興住宅地「レボリューショナリー・ロード」の美しい住宅に住む結婚7年目のフランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)。一見、理想の夫婦に見えます。しかし、夫は退屈な仕事に疲れ果て、妻はそんな夫への愛を見失いつつありました。喧嘩に明けくれ苛立つ二人でしたが、人生への情熱をもう一度取りもどすためパリへの移住を決意します。蘇った希望に胸をはずませるふたりの生活は再び輝きはじめます。(「アマゾン」の作品紹介より)

 明日の体調が悪くなるかどうかはわかりません(笑)。でも、この夫婦と自分達とが恐ろしく重なるのを感じるこの余韻に暫く浸ることになるでしょう。いわゆる「男女共同参画」という考えかたをも遥かに超え、さらに奥深く、さらに大切な家族における夫・妻の夢、希望、尊厳を問う問題作です。

 DVDの特典映像の中で助演男優のマイケル・シャノンがこんなコメントを残しています。それが大変印象的です。

《夫婦関係では妥協や交渉術が必要だ
 と言われている。

 お互いが
 相手との心理的な距離に
 納得していなくてはいけない》

 ウチに当てはまるかどうかとは別の問題として(笑)こういうことがもっともなこととして理解できるステージ(?)に来たのかと深く受けとめました。

 トシちゃん、ありがとうございました。


Posted by 吉田 康人 at 17:10│Comments(0)
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