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2008年03月11日

【投稿】橋下知事の金融センター構想

 「しげぽん」さんからの投稿も、2007年7月5日付・11日付・8月2日・10月17日(2回)・2008年1月15日付「やすとログ」に次ぎ、今回が第7弾となりました。

 大阪府の新知事・橋下徹さんの政策プランを聞いていると「この人、どこまで本気で言っているのか?」わからなくなる時があります。新聞で先日報道された「大阪・国際金融センター化構想」もそうです。

 気迫が感じられない。

<<しげぽん発(第7弾):大阪を国際金融センターへ?

 大阪は私の生まれ故郷で、実家があるのですが。

 橋下知事が所信表明で「大阪を金融センターにする。」という内容を発表されたようです。

 大阪は世界最古の先物市場があった相場の町で、その伝統を考えるとあながち悪いアイデアではないのでは?大阪の復活につながるかもしれませんね。現に今も日経平均先物とか225先物オプションのようなデリバティブなんかは大阪の市場が日本の中心なのです。

 ただ、心配なのが国政との絡みです。

 日本政府は金融ビッグバンだとか規制改革だとか自由化だと耳心地のいいフレーズを乱発していますが、その実態は規制だらけで世界で類を見ない中央集権的保護主義の金融行政を採ってきていると思われます。

 国会議員は官僚の作った法案が実際にどういう効果があるかわからないのに法案のブリーフィングを受ければそのまま施行させてしまっています。(昨年の金商法や、建築基準法改正なんかは特にひどかった。)

 そのあと、実際の運用面で支障が出てきても運用している監督官庁や民間企業の理解力のなさを国会議員に説明している模様です。

 誰がどうのとは言いませんが、法律の解釈面での違いでどれだけ多くの企業が致命的な損害を受けてきたかを考えれば、規制が増える度に民間側に膨大な作業が発生することは想像に難くないのですが。。。

 今回の橋下知事の大阪金融センター案ですが、本気で進めるのだとすれば莫大な費用負担と、国家官僚との対決がいずれ表面化してくるところがあるはずです。

 橋下知事が本気でこの方針を推進し、大阪府民が一丸となって橋下府政を支え続ければあるいは?と思いますが。あまりにも大きく高いハードルが待ち受けていることだけは間違いないようです。

 さて、橋下知事は事の重大さを理解し、日本の金融行政を理解した上で、今回の案を作られたのでしょうか?大阪を金融特区とする指定を受け、法規制における自由度が高まれば可能なのでしょうが、自分たちの膨大な利権構造の放棄につながるようなことを今の国家官僚が応援するとは思えないのは自分だけではないような。。。

 日本の金融における問題は物質的インフラやソフト面にあるのではなく、金融行政にこそあることをしっかりと認識して今回の案を再度熟考していただきたいものです>>


Posted by 吉田 康人 at 00:05│Comments(0)
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