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2008年07月19日

「ペイ・フォワード」

 不覚にも、妻の前で大泣きしてしまいました。

 「やすとロガー」のみなさんはよくご存じだと思いますが、吉田康人は、映画やテレビ番組などを見てどんなに感動しても、妻の前では涙をこらえます、恥ずかしいので(笑)。涙をこらえるためには息を止めるのが一番良い方法です。涙をこらえながら息を吸うと「しゃくって」しまうからです(笑)。窒息しそうになります(笑)。

 でも、この映画ではこらえることはできませんでした。しかも、がんばって我慢していたもんだから、ブワーッと泣いてしまいました(T_T)。吉田康人が出張中、次男と一緒に既に見ていた妻が横にいました。「何?!、泣いてんのぉ〜?!?!」と言われてしまいました。クソーッ(笑)。

 次男(高校1年生)から「学校の授業であらすじを聞いた映画が見たい」と頼まれたのでレンタルしました。米国映画「ペイ・フォワード」(2000年。ミミ・レダー監督)。原題は「Pay It Forward」。「pay forward」という言葉は一般的ではありません。「pay back」が「(借金などを)返す」という意味で使われる言葉であることから考えると、日本語へ訳すなら「恩送り」が適切です。

 「恩送り」とは、受けた好意を、施した当人以外へ返すことを言います。もっとわかりやすく言うとこういうことです。誰かから親切にされた時、その人へ親切にする。これは「恩返し」です。一方、「恩送り」は、誰かから親切にされた時、その人に対して親切にするのではなく、誰か他の人へ親切にすることです。「恩送り」に広がりが出ると、「負の連鎖」とは全く逆の「正の連鎖」へとつながっていくはずです。この映画のテーマはその「恩送り」です。いや、吉田康人が泣けたのは、「恩送り」を超えて私達人間が生きる意味の本質をえぐられたように感じたからです。

 社会科のシモネット先生(ケヴィン・スペンシー)は中学1年生になったばかりの生徒達へその最初の授業で課題を与えます。「世界を変える方法を考えなさい。君達の手で世界を変える方法を実践してみよう」。中学生トレバー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)のアイデアは「ペイ・フォワード計画」です。すなわち、まず1人が3人へ親切にします。親切にされた3人それぞれは新たに別の3人ずつへ親切にするのです。そして、その3人がさらに3人へ。こうすることで、3人×3人×3人×3人×・・と「ペイ・フォワード」が私達の社会へどんどん広まっていくというアイデアです。

 トレバー自身が実践を試みた3人は薬物中毒のホームレス、シモネット先生、そして、いじめられている同級生。トレバーからこの3人へ伝えようとした親切は結局、花を開かせることができませんでした。トレバーは無力感に襲われます。しかし実は、トレバーが知らないところで、ホームレスもシモネット先生も勇気をいま一度振り絞って「ペイ・フォワード」を実現していたのです。最後の1人はいじめに遭っている同級生。勇気を出さなければならない立場に置かれたトレバーは・・。

 この先を話すとネタバレになってしまいます。吉田康人はここから涙が止まりませんでした。

 最後に、テレビ番組のインタビューに答えるトレバー少年の台詞を書き残しておきます。

<<ママは勇気があった。
 でも中には、とても臆病な人達もいる。
 変化が怖いんだ。
 本当は、世界は、
 思ったほどクソじゃない。
 だけど、日々の暮らしに慣れきった人達は、
 良くないこともなかなか変えられない。
 だから、諦める。
 でも、諦めたら、
 負けなんだ>>。


Posted by 吉田 康人 at 22:20│Comments(0)
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