2010年01月16日
「私たちの幸せな時間」

裕福な家庭に育ちながら今は生きる望みをなくし自殺を3度も図った元歌手のユジョン(イ・ナヨン)。修道女である叔母はそんな彼女へ死刑囚との面会という奉仕活動を提案します。ユジョンは、3人を殺した罪で死刑囚の身となった男ユンス(カン・ドンウォン)と面会することになります。
「犯罪を償い、赦す」ことを超え「人を赦し、不幸を赦し、そして、憎しみを赦す」ことがテーマになっています。「あなたを赦すくらいなら死んだほうがまし」と言いはなつユジョンがどのようにして生きることへの執着を取りもどし、そして、憎しみを収め人を赦すことになるのか?。そこが最大の見所です。
同タイトルの小説「私たちの幸せな時間」(孔枝泳著)が原作です。エンディングの後のクレジットを見ていてハッと気が付いたのですが、この小説の日本語版の翻訳者は北朝鮮拉致被害者の蓮池薫さんです。蓮池さんはその「あとがき」で次のように述べておられます。「この小説を訳すあいだ、とても幸せな時間に浸ることができたと告白しておきたい」。蓮池さんだからこそ、ズシリと重い言葉です。
Posted by 吉田 康人 at 18:59│Comments(0)
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