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2008年03月21日

間違った総裁選びは国益を損なう

 「やすとログ」で以前も申し上げましたが、いろいろな経緯があって(2004年7月8日付( http://218.44.129.190/200407.html )・2005年1月25日付( http://218.44.129.190/200501.html )「やすとログ」参照)民主党幹事長で衆議院議員の鳩山由紀夫さんのメールマガジンを読ませていただいています。

 同議員の本日付メルマガには日銀総裁選びに絡む民主党の考えかたがまとまって述べられていてわかりやすい。テレビや新聞の最近の報道は、「同意か?不同意か?」とか「誰がどう言った」とかいう断片的な情報や、ジャーナリストや専門家の「当然!、けしからん!」といった主張が中心。当事者である自民党、民主党がこの問題を論理的にどう考えているのか?、我が国の金融行政はどうあるべきと考えているのか?をまとめて報じたものがあまりありません。そういう意味では、今日のメルマガはとても貴重だと思います。

 吉田康人は個人的に、ここまで来たら、鳩山さんがご指摘のとおり「この数日間、日銀総裁の椅子が空席になるロスより、間違った総裁を選んで、5年間国益を損なうことのほうがはるかにマイナス」と思っています。以下、【鳩山由紀夫のメッセージ】を転載します。

<<衆議院議員 民主党幹事長 鳩山由紀夫メールマガジン
 2008年3月21日付通算第339号より
 【鳩山由紀夫のメッセージ】

 みなさん、こんにちは。

 なんでこんなことになるのでしょうか。福井日銀総裁の任期はこの19日で切れました。未だに後任が決まらぬまま、白川副総裁が暫くの間、総裁代行を勤めることになりました。総裁が空席となると市場が一気に大混乱するとの情報が流されていましたが、武藤氏を参議院で不同意にした日に株価は上がり、衆議院で同意した日には下がり、また田波氏を参議院で不同意にした日に株価は上がっています。これらは他の要素が加わってのことですが、いずれにしても、日銀総裁の空席が株価に大きな影響を与えると言うことはありません。しかしながら、一刻も早く、総裁を決める必要がありますから、政府は「財務省に押し付けられた人事」でなく、国民のための人事案を示していただきたいと強く願います。

 政府与党ばかりでなく、メディアや財界のみなさんまでも、日銀総裁が空席になる責任を民主党に押し付けようとしていますが、冷静にお考え下さい。そもそも19日に期限が来ることが分かっていながら、両院の同意人事をぎりぎりまで提示して来なかったのは政府です。しかも、ぎりぎりになって、日銀総裁の席は財務省の究極の天下り先だとばかりに、立て続けに大蔵(財務)次官経験者を提示してきたのです。これには、私たちも唖然としました。なぜなら、総裁空席は望ましくないから、余程のことがない限り、新たな提示案を呑もうと考えてきた私たちに、財務省が宣戦布告して私たちが絶対に呑めない候補を提示してきたと思えたからです。

 私たちは財務省経験者だからノーと申し上げる積りはありません。しかし、日銀総裁として適格か否かではなく、財務省の中の順位付けで出されてきては、国益を損ないかねないと申し上げたいのです。以前にも申し上げたように、大蔵(財務)のトップを極める方々は内政中心で、国際金融には詳しくないのです。例えば、先週のサンプロで田原総一朗さんから、こういう人はどうですかと訊ねられた黒田氏、渡辺氏などは財務省出身者ですが、財務官を経験され国際金融の世界では定評のある方々ですので、宜しいのではないかとTVの中で私見を申し上げたのです。

 更に、田波氏に関しては、日本が未曾有の金融危機に瀕したときの大蔵事務次官で、拓銀、山一證券、そして長銀の破綻の責任も免れません。しかしながら、バブルやその後の処理の失政について、財務省の立場から仕方がなかったことと、反省の念がありません。結果として、超低金利政策によって多くの国民のみなさんの金利所得を奪い去ってしまったことに対しても、武藤氏と同じく、止むを得なかったとしています。国民の命を守るより財務省の立場を尊重するようでは、とても日銀の独立性を守ることは出来ないでしょう。

 ここで聞き捨てならないのは、福田総理が、民主党の重鎮が武藤氏で党をまとめるからと約束したから、武藤氏でいけると思ったと、武藤氏が不同意になった責任をそのような言い方で民主党に転嫁しようとしていることです。政府による武藤氏提示の直前の状況は、誰の目にも、民主党は武藤氏では難しいと映っていたはずです。もし、その情報が官邸に入っていなかったとすれば、官邸が如何に情報過疎で機能していないかと言うことになります。また、福田総理が、民主党の考えが分からないと述べる一方で、町村官房長官は私に、「民主党から先に名前を出されると、総理は(その人を)選べない」と話しました。この期に及んで面子を気にするような党利党略は止めようではありませんか。

 この数日間、日銀総裁の椅子が空席になるロスより、間違った総裁を選んで、5年間国益を損なうことのほうがはるかにマイナスです。古い従来型の日本から、世界に認められる日本に脱皮するチャンスでもあります。21世紀に相応しい、国際社会に通用する日銀総裁を国民に分かりやすく選ぼうではありませんか。現在を日本を生まれ変わらせる産みの苦しみと考えれば、この苦しみは決して無駄ではないでしょう>>


Posted by 吉田 康人 at 19:52│Comments(0)
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